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更新日:2024年2月9日

令和4年度 第11回中区協議会 議事要点

・開催日時

令和5年2月22日(水曜日)午後2時~3時56分

・開催場所

市役所 北館1階 101・102会議室

・次第

(1)議決事項
ア 中区協議会委員の選任に係る公共的団体等の選定及び候補者の推薦について

(2)協議事項
ア 浜松市立幼稚園・保育園の適正化等に関する方針(案)のパブリック・コメントの実施について
イ 令和5年度中区地域力向上事業「市民提案による住みよい地域づくり助成事業」について

(3)報告事項
ア 「区再編時の組織・区及び区協議会の設置等に関する条例改正の骨子について」に対する対応について
イ 令和5年度中区役所費の当初予算案及び主要事業の概要について

1 開会

2 会長あいさつ

3 区長あいさつ

  • 資料確認
  • 鈴木会長から会議録署名人の指名・・・森口真紀子委員及び山本武委員

4 議事

(鈴木会長)
 今回は次第の順番に変更がある。最初に議事(2)協議事項「ア 浜松市立幼稚園・保育園の適正化等に関する方針(案)のパブリック・コメントの実施について」があり、その後、議事(1)議決事項「ア 中区協議会委員の選任に係る公共的団体等の選定及び候補者の推薦について」、続いて(2)協議事項「イ 令和5年度中区地域力向上事業「市民提案による住みよい地域づくり助成事業」について」の順番となる。

 

(2)協議事項
ア 浜松市立幼稚園・保育園の適正化等に関する方針(案)のパブリック・コメントの実施について(幼児教育・保育課)
≪幼児教育・保育課が資料に基づき説明≫ 

(森口委員)
 基本方針の中で、3歳以上の1学年については15人以上の園児の確保を目指すとある。15人は少ない印象を受けるが、人数はどのような目安で定めているのか。
 また、課題として市立幼稚園・保育園の現状が保護者ニーズに応えられていない点を挙げているが、現在のニーズに合わせ、既存の市立幼稚園・保育園を一斉に認定こども園化することは難しいのか。
(幼児教育・保育課)
 1学年15人以上というのは、私立・公立の園長を含めた検討会議で意見交換を行い、集団で学びを得る必要人数として5人×3集団=15人という意見を踏まえ、設定している。一方、公益財団法人の研究では、3歳児では20人前後、5歳児では21人から30人程度の集団が適切という考察がある。
 認定こども園化については、運動場の広さの確保など、施設基準による難しさが課題として挙げられる。また、認定こども園は幼稚園と保育園の機能を併せ持つ施設であるため、職員は幼稚園教諭と保育士、両方の資格を持っている必要があることや、給食設備が必須になることから建物や土地の状況も踏まえると、現状では一斉に認定こども園化することは困難であると考えている。
(森口委員)
 現在預かり保育が需要に対し不足しているという話をよく耳にするため、施設設備や人員の確保が可能になればさらに環境が整うのではと思う。
(義明委員)
 今後仮に認定こども園を市で指定していく場合、現在既存の私立認定こども園で定めている運営方針などと統一していくのか。
(幼児教育・保育課)
 公立の認定こども園の運営方針は、既存の公立園の指針を踏まえ、新たに策定する予定である。
(義明委員)
 既存の私立こども園も含め、市の方針に従っていくようになるということか。
(幼児教育・保育課)
 幼児教育の指針は国で定めている基準を踏まえ策定しているため、公立・私立ともに共通理念のもと運営していくことになる。
(義明委員)
 先ほど建物や土地の問題とあったが、今後保育園や幼稚園などの建物の老朽化が進み改修ができない状態となった場合、現在小学校で行われている放課後児童会などのように学校の施設内に設置することはできないか。学校の施設を共有することで、給食設備やグラウンドの問題などが解決できるのではないかと思う。以前、幼稚園・保育園児が地元の中学校で避難訓練を行ったことがあり、そういった幼児教育施設が校舎内にあれば、有事の際にも迅速に避難ができるのではないかと思い意見させていただいた。
(幼児教育・保育課)
 天竜区の一部の園では小学校の中に幼稚園が入っている事例があるため、一つのモデルになるものと考える。パブリック・コメントの御意見として、今後回答させていただく。
(袴田委員)
 市立幼稚園・保育園の現状が保護者のニーズに応えられていない課題としては、具体的にどのようなことがあるか。
 また、築40年以上経過している施設が全体の6割を占めていると資料に載っているが、この40年の間に建て替えや改修などは行わなかったのか。
(幼児教育・保育課)
 保護者ニーズに応えられていない具体的な例としては、幼稚園で実施する預かり保育が挙げられる。幼稚園は午後2時に終了するため、パートで働くためにももう少し長い時間預けたいなどの要望をいただくことがある。また、公立幼稚園は駐車場が無かったり、あったとしても駐車台数が少なかったりするが、施設改修で改善できる点ではないため、車で送迎をする保護者が多い中でニーズに応えられていないと受け止めている。また、給食提供においても、公立幼稚園の場合は調理設備のない施設がほとんどであり、弁当が外注や持参となる点からも保護者の負担になっているものと捉えている。
 二点目について、保育園については公立施設の長寿命化計画に沿って計画的に改修工事を進めているが、幼稚園の場合は、施設の老朽化による危険な箇所についてその都度修繕をしている状況であり、事後対応となっているケースが多い。危険を予測した上で計画を立てて進めなければ、施設の長寿命化にも繋がらないことを、今回の検討会で専門家の方から意見もいただいた。今後はそれらの意見を踏まえ、計画的に進めていく必要があると考えている。
(袴田委員)
 保護者のニーズに応えられていない部分が保育の質ではなく、時間等による環境や給食設備とわかり安心した。先日新聞記事に、保育士の人数を増やすことで保育の質が向上した杉並区の事例が掲載されていた。その事例は行政の支援を受けて可能となった体制ではあるが、本市においても国の規定よりも多くの職員を配置する保育指針を採用すれば、安心して子供を預けられる保護者も増えるのではないかと思う。自身の経験としても感じるが、現場でどのような保育がなされているかという点が保育園や幼稚園を選ぶ際の最も重要なポイントである。今後の浜松市を担う子供たちを育てていくため、質の高い保育を提供できる園を増やしてほしい。
 もう一点、娘が里帰り出産をした際に出産にかかる一か月間、上の子供を預かってもらえる保育園を探したが、入園しないのであれば預かれないとどの園からも断られてしまった。しかしこのように子供を育てる上で必要なことや要望を持つ人は多くいると思うため、そうした意見を吸い上げた対応をしていっていただきたい。
(幼児教育・保育課)
 昨今、保育の質の低下については本市においても問題となる事案が発生しお騒がせしており申し訳なく思う。運営の在り方も含めて、保育の質については十分に監査していかなければならない。保育士の不足は仲間が少ないという心理的なプレッシャーとなり、保育の質の低下に繋がる要因になると考えている。限られた人数の中で施設をコンパクトにしていくということであれば、その中で機能を拡充し、充実した保育環境を整えることができるよう検討していきたい。
 二点目の里帰り出産のことについては、非常に御不便な思いをされたと察する。現在本市の保育園等で実施している一時預かり事業は、基本的に冠婚葬祭などの臨時的な事情が対象となるが、里帰り出産の方も受け入れているため、そうした機会があればぜひ御相談いただきたい。

(1)議決事項
ア 中区協議会委員の選任に係る公共的団体等の選定及び候補者の推薦について
≪山本委員が資料に基づき説明≫

(鈴木会長)
 本件は議決案件のため、承認いただける方は拍手を。
―拍手多数―
(鈴木会長)
 拍手多数により了承された。

イ 令和5年度中区地域力向上事業「市民提案による住みよい地域づくり助成事業」について(区振興課)
≪区振興課が資料に基づき説明≫

(鈴木会長)
 2月6日に行われた事業提案のヒアリングに、岡田委員と村井委員が出席された。当日の提案の様子などをぜひ御報告いただきたい。
(村井委員)
 午後から出席したため、4番、5番、6番の3つの事業を傍聴した。
 4番の「YEG EXPO~おしごとマルシェ~」は、事業内容が地域力向上事業の趣旨と合う良い事業である。来場者も多く見込まれると考えられる。
 5番の「歌のすきな子あつまれ~♪浜松キッズコーラス講座」も趣旨としては良いが、参加対象者が限定されてしまうのではないかという点については質問があった。可能であれば対象者を広げていければ良いと思う。
 6番目の「利実り~とぎみのり~」は、新規となっているが事業自体は3回目の実施である。第1回目の際に足を運んだが、感染症対策を行いつつ1000人近くの来場者が集まり好評の様子であった。特に若い子連れの親子が非常に多く、浜松まつり会館との協力もあり親子参加型で楽しめる企画であった点がすばらしいと感じた。第2回目となる昨年も、1回目と比較して多くの来場者でにぎわったと聞いている。イベント開催時には会場近辺が整備されるということからも、五社公園の活性化につながる良い事業と考える。
(岡田委員)
 村井委員と同様、午後からのヒアリングに出席した。今回提案のあった6つの事業のうち、3つは音楽に関係する事業である。音楽はコンサート形式であれば広く知名度が期待できるが、5番目のような参加者体験型の事業になるとどうしても対象者が少なくなってしまう。そのため、地域力向上事業の趣旨との整合性を考えると難しいのではと感じた。しかし音楽は今後も必要なテーマであることから、コンサートではない形式で対象者を増やし実施していく方法はないものかと思う。
(岡本副会長)
 6番目事業の主な経費に運営スタッフ賃金とあるが、地域力向上事業としてこれは馴染まないように感じる。
(区振興課)
 団体構成員の賃金については補助対象外となるため、スタッフ賃金33万円のうち、団体構成員の賃金を除いたおよそ9万円を補助の対象としている。
(山本委員)
 3番目の第11回ハイスクール国際ジオラマグランプリについては実施時期が令和6年3月22日から3月24日となっており、この期間は表彰や作品展示を行うものと思われるが、せっかく作成したジオラマの展示期間が3日間というのは短いように感じる。この点について、ヒアリングで質問等はあったか。
(区振興課)
 特に質問はなかった。春休み期間であることと、全国から学生が集まることから期間が短くなってしまうのではないかと推測される。
(村井委員)
 こちらの事業も新規とあるが、以前にも実施しており、ザザシティを始めとする街中の活性化に寄与する事業である。以前の提案の際には、一般人を対象としたジオラマグランプリを開催した。非常に来場者も多く、外国人からも好評のある事業である。
(区振興課)
 団体からも浜松市役所で作品を展示してもらいたいという声が上がっており、本来であれば展示期間をさらに伸ばしたいと考えているのではないかと思われる。
 いただいた意見等を含め、今後行政推進会議にて採択不採択を決定後、提案者へ選考結果を通知していく。

(3)報告事項
ア 「区再編時の組織・区及び区協議会の設置等に関する条例改正の骨子について」に対する対応について(区再編推進事業本部(区振興課))
≪区長が資料に基づき説明≫

―意見・質問等なし―

イ 令和5年度中区役所費の当初予算案及び主要事業の概要について(区振興課)
≪区振興課が資料に基づき説明≫

(村井委員)
 浜松市斎場の再整備計画について、現在14基ある中でも、予約がとれないことが多いと聞き及んでいる。予約がとれない場合は延期したり、雄踏の斎場を利用したりするとのことであるが、さらに6基減らしてしまうのはいかがなものか。
(区振興課)
 当初区再編を検討する中、市内の斎場をなくす案を再検討し、現状案に着地したと認識している。また、今後それぞれの斎場の利用バランスを鑑み、運用していくものと考えられる。
(村井委員)
 利用者からは困っているという話を聞いている。そうした声を拾い上げ、十分に勘案いただきたい。
(鈴木会長)
 アクトシティのピアノは外国製か。浜松は音楽の街、楽器の街と謳っているのにも関わらず、カワイやヤマハは寄付などしていないのか。
(区振興課)
 推測であるが、日本国内だけではなく国際的なピアノコンクールであるため、鍵盤の繊細な違いなどから国内製に関わらずピアノを選定しているものと考えられる。
(石川委員)
 コンクールの際には事前にピアノが何台か用意され、どれを使用してコンクールに臨むかはピアニストが実際に弾いて選ぶため、どのピアノが選ばれるかは個人の技量や、音の好みなどによって分かれる。
 審査員も一流の人が多く、全世界的においても日本のピアノコンクールを目指すピアニストがいるほど、非常に国際的なコンクールとなっている。

5 その他

(1)地域の情報等について

―地域の情報等なし―

(2)大河ドラマ館のグランドオープンの内覧会について
(区振興課)
 大河ドラマ館のグランドオープンに先立ち、委員の皆様を内覧会へ御案内させていただく。3月16日の午後3時、市役所1階のエスカレーター付近にお集りいただきたい。現段階で欠席される委員は挙手を。

―加藤委員が挙手―

(区振興課)
 加藤委員は欠席とのことで承知した。欠席の御連絡は10日までにお願いしたい。

(3)次回の開催日程について
≪次のとおり決定≫
3月24日(金曜日)午後4時から ザザシティ浜松中央館5階 浜松こども館分室「ここ・い~ら」

(4)令和5年度 中区協議会開催日程(案)について
(区振興課)
 令和5年度中区協議会は、基本的に毎月最終週の水曜日に開催する予定である。10月については、予算の諮問と答申があるため月2回の開催となり、10月4日と10月25日の水曜日を予定している。会場は開催日が近づき次第、改めて御案内させていただく。
 また、今年度実施の区協議会委員研修会に参加された11名については、ネットあるいは紙の提出で構わないため、アンケートの回答をお願いしたい。
(鈴木会長)
 一点宣伝をさせていただく。
 元浜町自治会の会長から、3月19日放送予定の「どうする家康」にて、椿姫観音や東照宮の曳馬城跡をメインに放映されるとの案内があった。実際に自治会長がNHKとの打ち合わせを3回行ったとのことであるため、ぜひ楽しみに御覧いただきたい。

7 閉会

(区振興課長)
 以上をもって、令和4年度第11回中区協議会を終了する。


令和5年3月24日

署名委員 森口真紀子

署名委員 山本武

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浜松市役所中央区区振興課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2210

ファクス番号:053-457-2776

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