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更新日:2024年1月1日
宇佐美圭司(1940~2012)は、大阪府吹田市出身の洋画家です。たじろぐ人、かがみこむ人、走る人、投げる人という4つの「記号的な人間」を用いて画面を構成し、独自の絵画様式を確立したことで知られています。
本作は、アクトシティ浜松大ホールにかかるどんちょうの原画として描かれました。「記号的な人間」が円や楕円と共に規則性を持って配されています。これらは、宇佐美いわく「記号たちによる一種の空間劇。抽象的な頭の中で起こるドラマ」とのことです。題名の「ホリゾント」には、舞台用語の突き当たりの垂直壁という意味だけでなく、宇佐美によって「無限に変容する世界の像を秘めた場所」という意味が込められています。
浜松市美術館では、12月20日(日曜日)まで「館蔵品展」を開催します。迫力ある大画面の洋画や、昨年度新たに収蔵した作品などをお楽しみください。
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