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ホーム > 健康・医療・福祉 > 健康・医療 > がん対策 > 第3次浜松市がん対策推進計画 > 第1章 計画の策定にあたって/1 計画策定の趣旨

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更新日:2024年3月29日

第1章 計画の策定にあたって/1 計画策定の趣旨

(1) がんを取り巻く背景

  • がんは、昭和54(1979)年にはじめて、脳血管疾患にかわって市民の死因別死亡数の第1位となって以来、死亡数は概ね増え続けており、市民の生命及び健康にとって重大な脅威となっています。
  • 令和3(2021)年には、2,150人の市民ががんで死亡し、本市の総死亡数に占める割合は24.4%となっています。
  • 国によると、全国においても、がんは、昭和56(1981)年より死因の第1位であり、令和4(2022)年には年間約38万人の国民ががんで亡くなり、生涯のうちに約2人に1人ががんにかかると推計されています。
  • 我が国のがん対策は、昭和59(1984)年に策定された「対がん10か年総合戦略(※1」に始まり、その後、3次にわたる総合戦略によりがん対策が進められてきました。
  • 平成19(2007)年4月には、がん対策基本法(※2が施行され、同年6月には同法に基づく対策を具体化した「がん対策推進基本計画(平成19~23(2007~2011)年度)」が策定され、6年ごとに見直されています。
  • がん対策において取り組みが遅れている分野について、取り組みの一層の強化を図るため、平成27(2015)年12月に「がん対策加速化プラン(※3」が策定され、平成28(2016)年12月には、がん対策基本法が改正されました。現在は、令和5(2023)年3月に第4期(令和5~10(2023~2028)年度)基本計画が策定され、がん対策の総合的かつ計画的な推進が図られています。

(2) 計画策定の趣旨

  • 本市では、平成25(2013)年度に「浜松市がん対策推進計画」を策定し、がん検診やたばこ対策などの予防・早期発見対策を中心に事業を実施するとともに、在宅療養を希望するがん患者と家族が、病院等を退院する際、在宅医療や介護保険サービスを切れ目なく円滑に利用できるよう医療と介護の連携体制の構築を進めてきました。
  • 本市を含む西部保健医療圏(※4には、地域がん診療連携拠点病院(※5が4か所指定されており、これまで、がんの診療、研修の実施、情報の収集及び提供などの機能を活かし、地域のがん医療の推進に大きな役割を果たしてきました。
  • 「第1次浜松市がん対策推進計画」にて目標に掲げた、「がんの75歳未満の年齢調整死亡率(※6」65.1以下は第2次計画にて達成されましたが、がん種別の年齢調整死亡率はがん種ごとに異なる傾向がみられます。引き続き、がん患者とその家族を含めた市民一人ひとりが、がんのことを正しく理解し、予防と早期発見に積極的に取り組むことが重要となります。
  • 平成28(2016)年のがん対策基本法の一部改正に伴い、法の理念に「がん患者が尊厳を保持しつつ安心して暮らすことのできる社会の構築を目指し、がん患者が、その置かれている状況に応じ、適切ながん医療のみならず、福祉的支援、教育的支援その他の必要な支援を受けることができるようにするとともに、がん患者に関する国民の理解が深められ、がん患者が円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備が図られること」が追加されました。
  • 治療を継続しながら社会生活を送るがん患者へのサポートとして「AYA世代(※7のがん医療の支援」や「アピアランスケア(※8」を独立した項目として記載し、地域がん診療連携拠点病院を中心とした相談支援・情報提供体制の構築等を推進します。また、市民が適切ながん医療を受けられ、がんになっても安心して暮らせる地域社会の構築を実現することを目標とし、第3次浜松市がん対策推進計画を策定します。

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