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更新日:2024年2月19日

第1章計画の概要 4計画の目標(意見数1件)

提案1

【意見の趣旨】

第1章 4 計画の目標を「自殺へ追い込まれる前に、誰もが救われるまちづくりを目指します」とし、四つの中黒の前に次の説明文を加える。

「誰の命や尊厳も等しく大切に守られるべきであり、救うべき自殺者とそうでない自殺者を区別するかのように数値化して議論することは、国の自殺総合対策大綱の基本理念に必ずしも適合するものではありません。あくまでも目指すところは、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」であって、あえて数値目標を設定するなら「自殺者は0」とすべきだと考えます。一方で、事業計画の実施後、効果を測定する方法としては一定の目標数値を掲げる必要もあります。そこで、基本理念を十分に心得た上で、自殺総合対策大綱と比較をする参考のために一応の数値目標を設定することとします。」

 

【意見の理由】

「誰も追い込まれることのない」という対象を掲げる理念に対し、「一人でも少なく」という目標設定は整合性を欠く。本件は人の命をテーマとしているのであって、産業や経済の分野と同じように数値目標を設定すること自体に無理がある。つまり、「自殺死亡者数92人相当以下にする」と宣言した瞬間に、論理的には92人の自殺を許容し、救うべき目標とした(121人から92人を減じた)29人と区別することになってしまうのではないかと危惧する。

一方で、事業評価に任じることは行政の責務であり、その基準を示すことが求められる立場にあることも理解できる。

そこで、計画の目標としては、数値に着目するのではなくどんなまちにしたいのかを表現することとし、具体的な数値はあくまでも統計的な参考という位置づけにすることを表明しておけば、全体的な整合を得ることができると考える。

【市の考え方】案の修正

国の自殺総合対策大綱では、自殺対策の基本理念を「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指します」としています。当面の目標として、先進諸国の現在の水準まで減少させることを目指し、数値目標を「令和8(2026)年までに、自殺死亡率を平成27(2015)年と比べて30%以上減少させること(自殺死亡率 13.0以下)」とされています。
本市においても、この基本理念を基に自殺対策を推進することとしており、国の自殺総合対策大綱や社会情勢、自殺者の現状を踏まえ、計画の目標を「浜松市の自殺者が一人でも少なくなることを目指します」、数値目標は「令和9(2027)年の自殺死亡率を12.0(自殺死亡者数92人相当)以下」としています。
ただし、「誰も追い込まれることのない」という対象を掲げる理念に対し、「一人でも少なく」という目標設定や数値目標は整合性を欠いているというご指摘もあるため、「4 計画の目標」に下記の説明を追加し、計画案を修正いたします。

<修正前> 記載なし

<修正後> なお、国の自殺対策の基本理念は「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指します」とされていることから、「自殺者数0」を目標とすべきという意見もあります。一方で、事業計画の実施にあたって、効果を測定する方法としては一定の目標数値を掲げる必要もあることから、基本理念を十分に踏まえた上で、事業効果確認のために数値目標を設定することとします。

 

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浜松市役所健康福祉部健康医療課

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ファクス番号:053-459-3561

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