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更新日:2024年2月19日

パブリック・コメントの意見に対する回答1章-2章

1 はじめに(1件)

要望1

アカウミガメ幼体が昼間の砂浜を海に向かってゆく写真があるが、自然界ではあまり見られない光景かと思う。人間の介入が大きい放流会の写真であれば削除した方が良いと考える。

【市の考え方】案の修正

ご意見を踏まえ、写真を削除します。

2 第1章戦略の基本的事項

第1節 戦略の位置付け(1件)

その他1

2030年までのネイチャーポジティブに向けたイメージ図に「2050年までに完全回復」とあるが、何年前に回復させるか基準を知りたい。自然を完全回復させることは、不可能と考える。

【市の考え方】その他

ネイチャーポジティブは、特定の年代への完全回復ではなく、「損失を止め、回復軌道に乗せる状態」にするという考え方です。

3 第2章 戦略の目標

第1節 浜松市の生物多様性の課題(10件)

その他2

絶滅が危惧される貴重種の保全が必要としているが、三方原の貴重植物が市により保護されていない。

【市の考え方】その他

市が全ての貴重種、場所を保護・保全していくことは困難なため、法的根拠のある種などから優先順位を付け保全していきます。貴重種の保護・保全には、市民・事業者・市民活動団体・専門家などの多様な主体の連携を図る仕組みづくりが必要です。

質問1

「特定外来生物対策」とは、具体的にどのようなことを行うのか。

【市の考え方】その他

15ページの「第3章 第2節」のネイチャーポジティブ・はままつプロジェクト2の「特定外来生物の防除」に記載のとおり、クリハラリス、ヌートリア、アライグマの3種の特定外来生物について、捕獲による防除を推進しています。

要望2

外来種による農作物への被害は「生物多様性」と直接関係ない。侵略的外来種対策の案ならよいが、生物多様性戦略には入れなくてもよいのではないか。

【市の考え方】その他

外来生物が社会に与える影響も生物多様性の問題の一つと考えます。また、「生態系の多様性」を維持することも重要です。水田などの二次的自然環境の保全も生物多様性に資すると考えています。

提案1

野生鳥獣による農作物被害が増えている。原因として、地球温暖化の影響、戦後の拡大造林により針葉樹林となり、雑木がなくなった事も考えられる。

対策として、山林の針広混合林の拡大、ジビエとしての利用推進の援助を検討すべき。

【市の考え方】今後の参考

気候変動対策及び、生物多様性保全のため、森林の適正管理を進めてまいります。

針葉樹林の針広混交林化については、本戦略に記載はありませんが農林部局において事業を進めてまいります。

民間においてはジビエへの活用がされていますが、市の施策としましては、今後の参考とさせていただきます。

要望3

アサリ、シラスウナギの重要水産種については、それを育む周りの生物や生息環境に配慮しないと改善は望めない。漁獲の厳格化、漁獲量制限をするなど、実効性のある対策が必要ではないか。

【市の考え方】今後の参考

漁獲量制限は、漁業者及び関連産業への影響が大きいため、慎重に検討する必要があると考えます。ご意見は今後の参考とさせていただきます。

提案2

海洋プラスチックごみ対策として、海への流出量を削減できるような実効性のある対策が必要。例えば、プラスチックの使用制限、販売制限、市の管理区域にはペットボトル飲料の入った自動販売機を設置しないなど。

【市の考え方】その他

海洋プラスチックごみ対策については、22ページの「第3章 第3節」の取り組み方針4において「海洋プラスチックごみの対策」及び「はままつ脱プラスチック推進事業者登録制度」を挙げておりますが、これ以外にも現在本市では、本庁舎や各区役所、行政センターへのウォーターサーバーの設置や、市有施設の自動販売機におけるペットボトル飲料の販売本数の削減に取り組んでいます。

提案3

松くい虫・ナラ枯れの大きな原因の一つに、管理不足が考えられるため、公園のコナラ大木の剪定、耐性のあるクロマツへの植え替えなどをすべき。農薬による松くい虫などの駆除は、逆に生物多様性を損なう可能性がある。

【市の考え方】今後の参考

松くい虫被害木の伐倒後、マツを植える場合は、抵抗性クロマツを植栽しています。

松くい虫からマツを守るために用いる農薬は、農薬取締法に登録されたものであり、適切な使用を遵守しています。ナラ枯れ対策については、環境への影響を考慮した方法を検討してまいります。

その他3

緑化には、樹種選定や組み合わせなどが重要である。

【市の考え方】その他

公園の整備及び再整備における樹種の選定については、地域住民が参加するワークショップにてご意見を聞きながら決定しています。

要望4

「環境保全団体に対しては、メンバーやパートナーシップ、活動資金を得やすくする仕組みが必要です」とあるが、現状と今後の取り組みを記してほしい。

【市の考え方】盛り込み済

環境保全活動を行っている市民団体からは、活動の担い手不足や資金不足が課題であるとの声が寄せられています。今後の取り組みについては、16ページの「第3章 第2節」のネイチャーポジティブ・はままつプロジェクト3「パートナーシップ活動の拡大」において、取り組み内容を示しています。

提案4

「豊かな自然と恵みを将来につなぐための人を増やす必要があります」とあるが、現状と目標を記してほしい。環境学習指導者などの能力、実際の教育活動の点検方法に問題がある。

【市の考え方】その他

16、17ページの「第3章 第2節」のネイチャーポジティブ・はままつプロジェクト3「パートナーシップ活動の拡大」及び4「はままつ生物多様性人づくり」により、生物多様性の恵みを将来につなぐ人づくりを進めてまいります。なお、現状値、目標値につきましては、26ページ「第4章 第2節」の成果指標に示しています。

環境学習指導者は、市が開催している養成講座の修了又は、環境カウンセラーや自然観察指導員などの各種資格の取得を登録条件としています。指導者の派遣終了後に学校等から提出される報告書については、指導者にフィードバックしています。

第2節 目指す将来像(3件)

提案5

「自然」という言葉を「自然環境」とした方がよい。水田の写真は、区画整理がされた自然度の低い印象であるので、棚田のような写真を使ってはどうか。

【市の考え方】案の修正

ご指摘を受け、「自然」を「自然環境」に修正します。なお、「自然環境」という言葉も人によって考え方が異なるため、本戦略に用いる「自然環境」の考え方を追記します。

また、生物多様性では、「生態系の多様性」を維持していくことも重要です。人と自然が共存する都市を目指すためには、原生的な自然のみでなく里地・里山も大切であると考えます。

《修正内容》

(修正前)

本市は、遠州灘海岸から、天竜川、三方原台地、南アルプス南端部の亜高山帯までを含み、全国で10番目の広さを持つ浜名湖など、多様な自然が存在しています。このような豊かな自然のなかで多様な生物が育まれ、みかんやお茶などの農業や天竜美林に代表される林業、遠州灘や浜名湖での漁業、そして繊維や楽器、輸送用機器などの産業が発展してきました。一部の自然環境は、人の営みによって失われたり、劣化したりしてしまいましたが、現在でも豊かな自然が残っています。

(修正後)

本市は、遠州灘海岸から、天竜川、三方原台地、南アルプス南端部の亜高山帯までを含み、全国で10番目の広さを持つ浜名湖など、多様な自然環境が存在しています。このような豊かな自然環境のなかで多様な生物が育まれ、みかんやお茶などの農業や天竜美林に代表される林業、遠州灘や浜名湖での漁業、そして繊維や楽器、輸送用機器などの産業が発展してきました。一部の自然環境は、人の営みによって失われたり、劣化したりしてしまいましたが、現在でも豊かな自然環境が残っています。

要望5

とても素敵な将来像を実現するため、市、市民ともに取り組める計画としてほしい。 

【市の考え方】その他

本市は、豊かな自然の恵みにより様々な産業が発展してきました。多様な自然・生物と日々の暮らしが共存する都市を目指して、計画に基づき事業を進めてまいります。

提案6

浜松には原生林があるのか。イメージ図中の「洪水防止の機能を果たす水田」は生物多様性と直接関係がない。「斜面緑地による生態系ネットワーク」を「斜面緑地に残る生態系ネットワーク」、「防潮堤生態系を活用した防災・減災」を「防潮堤に創出した生態系を活用した防災・減災」、「河川愛護活動」を「河川を守る活動」、「生物多様性パートナーシップ」を「生物多様性保全パートナーシップ」にしてはどうか。

【市の考え方】今後の参考

市内には、天竜区水窪町の白倉原生林などがあります。

イメージ図は、本戦略に基づき、生物多様性に関する取組を進めていくことで実現する将来像の姿をあらわしており、第3章で記載している各主体の役割や施策・事業の取り組み方針、事業名なども示しています。

なお、本戦略では、生物多様性の保全に関わる直接的な取り組みだけでなく、間接的に生物多様性に寄与する取り組みも重視しています。ご意見は、参考として承ります。

第3節 基本方針(3件)

その他4

浜松市の公園は生物多様性への配慮が十分とは言えない。「緑化」も生物多様性を高めるには高度な配慮が必要である。

【市の考え方】今後の参考

公園内の緑の質の向上を図ることは、生物多様性の保全につながると考えます。ご意見は、今後の施策の参考とさせていただきます。

要望6

8ページの2生物多様性を守るしくみづくりに「多様な主体の連携を図ります」とあるが、今は連携があまり取れていない。どう図っていくのか記してほしい。また、右側の表彰シーンのような写真の意味がわからない。

【市の考え方】案の修正

16ページの「第3章 第2節」のネイチャーポジティブ・はままつプロジェクト3「パートナーシップ活動の拡大」に取り組むことにより、市・事業者・市民活動団体などによる連携を図ります。

ご指摘を踏まえ、写真の下部に説明を記載します。

《修正内容》

(修正前)

「説明なし」

(修正後)

「コアジサシ」、「浜松市生きものパートナーシップ協定締結式」、「環境学習会」

その他5

「森林レクリエーションによるストレス解消や健康増進、防風・防潮、水田による洪水防止」は生物多様性とは直接関係なく、生態系サービスである。説明がわかりづらい。

【市の考え方】その他

自然には現在社会が抱えている課題を解決する力がある例として示しています。NbS(自然を活用した社会課題の解決策)は、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」、「生物多様性国家戦略2023-2030」にも取り入れられています。

なお、本コラムは、公表案では「第3章 行動計画」に掲載していましたが、構成を見直し、「第2章 戦略の目標」へ掲載場所を変更します。

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浜松市役所環境部環境政策課

〒432-8023 浜松市中央区鴨江三丁目1-10 鴨江分庁舎

電話番号:053-453-6146

ファクス番号:050-3606-4345

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