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更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成23年3月)

高齢者と子どもの交流 2011年3月5日号

高齢者と子どもの交流

よく祖母から、「ごはんを粗末にすると罰が当たる」というようなことを言われ、小さいころから食べ物の大切さをしつけられました。今でも、食事はごはん一粒残さず食べますし、好き嫌いは全くありません。こうした食べ物の大切さに限らず、人間としての基本的なルールやマナーを、両親とともに祖母からも学びました。

母親が仕事をしていた関係で、子どものころは、母の帰宅までの面倒は祖母がみてくれました。俗に「おばあちゃん子」といわれる一人です。

祖母には母親とは違ったぬくもりや優しさを感じていました。また子ども心にも父親の親という存在に対する尊敬の念がありましたし、高齢者特有の包容力も自分の育ちにとってはプラスでした。振り返ってみて、我が家の三世代同居は、私の兄弟を含め、子どもにとってはとても良かったと思います。

しかし、現在は住宅事情やライフスタイルの変化から三世代同居家庭の数が減り、核家族の家庭が増えました。いきおい祖父や祖母から直接さまざまなことを学ぶという機会が減りました。一方、高齢者にとっても、孫の世話をしながら成長を見守るという生きがいが失われつつあります。これはとても残念なことです。

そこで、これからは意識的に高齢者と子どもが触れ合う機会をつくることが必要だと考えています。浜北地域では、高齢者施設と保育施設の複合施設の計画が進んでいます。素晴らしいことだと思います。今後、高齢者施設と保育施設や幼稚園の併設整備を政策的にも進めていきたいと思います。

また、施設を一緒にするということだけにとどまらず、さまざまな機会を通じて世代間のふれあいを増やすことを考えていきます。これまでにも幼稚園や保育園の運動会へ高齢者を招待するなどの取り組みは行われてきましたが、高齢者の生きがいづくりと子どもの学びのためには、もう少し密度の濃い交流も必要だと思います。

ぜひ、皆さんも一緒に考えてみてください。

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