更新日：2023年12月1日

市長コラム（平成24年1月）

はままつ市長の部屋

新年を迎えて　2012年1月5日号

皆さまには健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年、浜松市は市制施行100周年を迎えました。7月1日には市制施行100周年記念式を挙行し、100周年を契機に、市民の行動規範・目標となる「市民憲章」を制定するとともに、恒久的世界平和の構築を誓って「平和都市宣言」を行いました。
そして、「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」「全国緑のカーテンフォーラムin浜松」をはじめ、青年期の17年間をこの地で過ごした徳川家康公関連のイベントなど、数多くの記念事業を市内各地で開催しました。
中でも、企画から実施まで、市民の皆さまが主体的に行う「100夢プロジェクト」は、全体で150の事業が計画され、多くの皆さまにご参加いただくことにより、市を挙げて100周年を祝うことができました。さらに、100周年を記念して作成したマスコットキャラクター「出世大名家康くん」は大きな反響をいただいており、今後、本市のシティプロモーションの強力なツールとして活用してまいりたいと考えております。
また、東日本大震災を契機に、市民の皆さまから地域防災について不安や心配の声が寄せられていることから、「津波対策プロジェクト会議」を立ち上げたほか、沿岸地区で津波避難訓練を実施するなど災害に強いまちづくりを推進しているところです。
私は昨年、市長として2期目のスタートを切ることとなりました。市長就任以来、基礎自治体としての自立を力強く推進し、行財政改革としては歳出の徹底した見直しによる財政の健全化や、定員適正化計画による職員定数の削減、施設の統廃合や遊休資産の売却などを進め、平成19年度からの4年間で市債残高をおよそ400億円削減しました。今後も市民目線に立って、人件費の縮減、外郭団体の経営自立、橋梁や上下水道、公共建築物などの長寿命化を含めた資産管理、ごみ処理費用の削減など、徹底した行政のスリム化を実行し、市民の皆さまから信頼される安定した行財政運営を進めてまいります。
また昨年は、「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」を都市の将来像に掲げた第二次浜松市総合計画がスタートした年でもありました。次の100年に向けて、新たなまちづくりに、力強く一歩を踏み出してまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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