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更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成27年5月)

リニア新幹線と浜松

最近になって、時々リニア新幹線のご質問を受けることがあります。質問の内容は「リニア新幹線が開通したら、東海道新幹線はどうなるのか」といったものから「リニア新幹線の経済効果は、浜松にどういう影響をもたらすのか」といったものまでさまざまですが、関心を持たれる方が増えたことを感じます。

定通りなら、東京─名古屋間が2027年開業ですから、徐々に現実味を帯びてきました。遠州、東三河、南信州の3地域で進めている三遠南信地域広域連携の中でも、三遠南信自動車道とリニア新幹線の整備推進は、重要なテーマとなっています。特にこれまで、東西の鉄道交通に恵まれていなかった飯田市を中心とする南信州地域では、リニア熱が急上昇しています。

さて、リニア新幹線が開通した後の東海道新幹線および沿線地域への影響についてですが、結論から言えば、私はリニア効果が、私どもの地域にもをいい影響を与えるのではないかと考えています。

その最大の理由は、、東海道新幹線の通過交通がなくなる可能性があるということです。現在、浜松駅を行き来する新幹線の中で、浜松に停車するのは、1時間あたり、おおむね「ひかり号」が1本と「こだま号」が2本です。残りはすべて「のぞみ号」で、浜松駅を通過していきます。

のぞみ号の役割は、東京、名古屋、大阪などの大都市間を、いかに早く移動させるかということですから、リニア新幹線ができれば、その役割はリニアが担うことになります。あくまで私の予想ですが、リニア開通後は、東京─名古屋間ののぞみ号は、なくなるのではないかと思います。

なぜなら当面の整備予定は、東京─名古屋間だけで、そこから先の大阪までの計画は未定なので、東京─大阪間の移動には、当分の間名古屋駅で東海道新幹線に乗りかえなければなりません。その際、直通で行けるのぞみ号を残しておけば、リニア新幹線のメリットがなくなりかねません。巨額の建設費用をかけて、利用客が伸びないことは許されませんから、東海道新幹線は、ひかり号とこだま号だけにするはずです。

そうなれば停車本数が格段に増える浜松は、大きなメリットを享受でき、ビジネス客も観光客も増加するのではないかと期待しています。

一方、私たちも待ちの姿勢ではなく、計画がもう少し進んだら、積極的に停車本数を増やす運動も必要です。いずれにせよ、リニア効果を前向きに浜松活性化に活かしていかなければならないことだけは確かです。

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