更新日：2023年12月1日

ハッカソンの実施に関する記者発表

平成29年8月8日

このたび、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社の全面的な協力をいただき、ハッカソンという取り組みを行っていくことになりました。これは、ハック（Hack）とマラソン（Marathon）を組み合わせた造語で、いろいろな技術者やデザイナーが集まって、それぞれの知識を融合して、マラソンのように集中的に、テーマに基づいた新しいアイデアを出すということです。そういう取り組みがいろいろなところで行われていますが、浜松では音をテーマにハッカソンを実施していきたいと思っています。

皆さんご承知のとおり、浜松はヤマハ、カワイ、ローランドといった世界的な楽器メーカーが集積していて、世界でも極めてまれに見る「楽器の街」でして、そうしたベースをもとに、我々は音楽文化の振興に努めてまいりました。ユネスコ創造都市ネットワーク音楽分野にアジアで初めて承認いただいて、浜松は音楽創造都市ということで、新たな取り組みを開始しています。創造都市というのは、いろいろな人たちが、特に市民を中心として、新しい創造的な活動を行うことによって、また新たな価値を作り上げて、それを産業や文化に結び付けていくということで、まさにハッカソンが目指している取り組みはこれにぴったりです。

音楽だけではなく、音の持つ可能性というところに今注目をしていまして、音を医療など、いろいろな分野に生かしていけるということで、今回はそうしたところにテーマを絞って、広くアイデアを集めていきたいと思っています。この取り組みに、テクニカルなノウハウをお持ちのアマゾンウェブサービス様が全面協力いただけるということで、アマゾンウェブサービスのAIサービスなどを利用させていただき、こうしたものを駆使して新しい音に関する技術・製品等、新たな可能性が広がっていけばいいなと思います。

この審査にあたりましては、地元の楽器メーカー、ヤマハ、カワイ、ローランドの皆さんにもご参加いただき、そうした企業が持つさまざまな資源ともコラボできれば、新たな事業の可能性も出てくるのではないかと思います。

これは第1回目の取り組みですので、ぜひこうした取り組みをこれを機会に今後もいろいろな形で継続していきたいと思います。市内のみならず市外も含め、多くの皆さまのご参加・ご応募をお待ちしております。