更新日：2019年5月13日

病院事業（平成29年度）2

 今、黒字経営をしているのですか

病院事業会計のうち、浜松医療センターにおいては、平成29年度決算で3億9,788万円の黒字になりました。浜松市リハビリテーション病院においては、7,088万円の赤字になりました。これは、新病院建設により、患者数の増や病床利用率向上に伴い医業収益は増加したものの、固定資産の増に伴い減価償却費等が増加したことによるものです。浜松市国民健康保険佐久間病院においては、7,116万円の黒字となりました。これは、過疎化等に伴う患者数減少の影響により、前年に引き続き医業収益は減ったものの、一般会計からの繰入金が増加したことによるものです。

 資産や負債はどのようになっていますか

3つの病院を合わせた病院事業全体の資産は約304億646万円、負債は約194億5,546万円、資本は約109億5,100万円となっており、詳しくは次のとおりです。

(1)浜松医療センター

平成30年3月31日現在

資産　199億1,024万円	負債　121億7,344万円
1　固定資産 （1）有形固定資産　172億5,707万円 （2）無形固定資産　415万円 （3）投資　4億5,805万円 2　流動資産　21億9,097万円	1　固定負債　102億1,682万円 2　流動負債　14億2,976万円 3　繰延収益　5億2,686万円
	資本　77億3,680万円
	1　資本金　29億6,608万円 2　剰余金 （1）資本剰余金　10億9,823万円 （2）利益剰余金　36億7,249万円

資産	＝	負債	＋	資本
199億1,024万円		121億7,344万円		77億3,680万円

(2)浜松市リハビリテーション病院

平成30年3月31日現在

資産　81億8,078万円	負債　58億9,930万円
1　固定資産 （1）有形固定資産　72億3,861万円 （2）無形固定資産　173万円 （3）投資　2億4,084万円 2　流動資産　6億9,960万円	1　固定負債　53億7,405万円 2　流動負債　3億9,497万円 3　繰延収益　1億3,028万円
	資本　22億8,148万円
	1　資本金　5,669万円 2　剰余金 （1）資本剰余金　24億8,063万円 （2）欠損金　2億5,584万円

資産	＝	負債	＋	資本
81億8,078万円		58億9,930万円		22億8,148万円

(3)浜松市国民健康保険佐久間病院

平成30年3月31日現在

資産　23億1,545万円	負債　13億8,272万円
1　固定資産 （1）有形固定資産　16億5,400万円 （2）無形固定資産　21万円 （3）投資　6,672万円 2　流動資産　5億9,452万円	1　固定負債　5億9,918万円 2　流動負債　2億820万円 3　繰延収益　5億7,534万円
	資本　9億3,273万円
	1　資本金　6億1,723万円 2　剰余金 （1）資本剰余金　1億6,601万円 （2）利益剰余金　1億4,949万円

資産	＝	負債	＋	資本
23億1,545万円		13億8,272万円		9億3,273万円

 資産や負債を表すバランスシートをわかりやすく解説いてください

28年度と29年度とを比べるとどういうことがわかりますか

(1) 浜松医療センター

資産
資産は8億2,718万円の減となっています。
これは、主に有形固定資産、現金預金の減少によるものです。

負債
負債は12億2,506万円の減となっています。
これは、主に企業債の償還に伴う固定負債の減少によるものです。

資本
資本は3億9,789万円の増となっています。
これは、主に利益剰余金の増加によるものです。

 

(2) 浜松市リハビリテーション病院

資産
資産は2億6,594万円の減となっています。
これは、主に有形固定資産の減少によるものです。

負債
負債は1億9,507万円の減となっています。
これは、主に企業債の償還に伴う固定負債の減少によるものです。

資本
資本は7,088万円の減となっています。
これは、主に欠損金の増加によるものです。

 

(3)浜松市国民健康保険佐久間病院

資産
資産は9,246万円の増となっています。
これは、主に現金預金の増加によるものです。

負債
負債は1,986万円の増となっています。
これは、主に未払金の増に伴う流動負債の増加によるものです。

資本
資本は7,260万円の増となっています。
これは、主に利益剰余金の増加によるものです。

 

バランスシートから病院事業の財務内容は健全といえるでしょうか

3つの病院を合わせた病院事業全体の利益剰余金は35億6,613万円となっており、財務内容は健全であるといえます。
一方、企業債借入金が多額の残高となっており、将来の財政負担となることが課題です。

 今後の病院事業の課題や健全財政への取り組みを、どのように考えていますか

少子・高齢化が急速に進展するなか、保健医療システム、診療報酬体系、医療保険制度といった医療制度改革が進められ、医療を取り巻く環境が大きく変化しています。
このような中、公立病院としての使命を果たしていくとともに、効率的な経営を目指し、多様化・高度化する市民の医療ニーズに対応した安全・安心な医療を提供してまいります。

 リンク先の紹介

浜松医療センター、浜松市リハビリテーション病院及び浜松市国民健康保険佐久間病院について、詳しくお知りになりたい方は、

• 浜松医療センター　http://www.hmedc.or.jp/（別ウィンドウが開きます）
• 浜松市リハビリテーション病院　http://www.hriha.jp/（別ウィンドウが開きます）
• 浜松市国民健康保険佐久間病院　http://www.sakumahp.com/（別ウィンドウが開きます）

からご覧いただけます。

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