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更新日:2023年4月3日
はままつの文化財
No.4 平成21年9月11日
東原遺跡の発掘現場のようすをお知らせします。
印刷して読みたい場合は、PDFファイルをご利用ください。
踏切北側長さ約120mにわたったA工区の調査もいよいよ終盤にさしかかり、調査区内の全体像がはっきりしました。
結局、竪穴住居は17棟確認されました。
そのほかにゴミ捨て場として使われ、大量の土器が出土した6号土坑をはじめ、7個の土坑、溝が3本、柱穴などを含む小穴が50個以上といった状況です。
竪穴住居は、地面を掘りくぼめて土間にするつくりの住居です。
4か所の柱穴に柱を立て、梁を渡して屋根を掛けます。輪郭には溝を掘り、板を立て低い壁を作り、その外側に掘った土を盛り上げ雨水の浸入を防ぎます。
また、床面には、煮炊きをした炉の跡や、食料を保存した貯蔵穴などが見られます。
登呂遺跡の復元住居の骨組
竪穴住居模式図
登呂遺跡の復元住居
9月3日(木曜日)に4年生112人、9日(水曜日)に6年生103人の児童のみなさんが東原遺跡を見学しました。
自分たちの住んでいる地域に、1800年も前に人間が住み、大きな集落があったことを知って、多くの子どもたちが驚いていました。
竪穴住居の構造やその中で人々がどんな生活を送っていたのか、説明を聞きながら想像したり、出土した土器を手に取り、じっくり観察したりして、熱心にメモをとっていました。
竪穴住居の説明を聞く6年生
土器を観察する4年生
発掘調査の様子に注目する4年生
18日(金曜日) |
A工区調査終了 |
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19日(土曜日) |
現地説明会(午前10時、午後1時30分) |
22日(火曜日)~26日(土曜日) |
フェンスの撤去・移設 |
28日(月曜日)~ |
B工区(踏切南側)調査開始 |
編集発行
浜松市埋蔵文化財調査事務所 TEL:485-3465
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