緊急情報
ここから本文です。
更新日:2024年3月29日
近年、少子高齢化や世帯の小規模化、暮らしや価値観の多様化に加え、新型コロナウイルス感染症の流行といった社会情勢の変化により、人々のつながりの希薄化が進み、社会的孤立を背景としたひきこもりや孤独死、8050問題等の複雑化・複合化した問題が顕在化しています。
こうした中、誰もが生きがいと役割をもって地域を共に創っていく地域共生社会の実現を目指し、国は、各市町村に対し、地域住民が抱える問題を解決するための包括的な支援体制の整備を推進しているところであります。
本市においても、子どもから高齢者まで、世代や性別、分野、国籍等を超えた支え合いを強化し、地域共生社会の実現に向けた包括的な支援体制を整備していくことは、今後の福祉行政に必要なものと考えております。
本市では、第1次から第4次までの浜松市地域福祉計画に基づき、様々な事業を積極的に展開し、地区社会福祉協議会の設立や活動、ボランティア団体の育成等を支援することで、地域の支え合いの基盤を整備してまいりました。また、浜松市社会福祉協議会との連携により、地域福祉のコーディネーターとして「コミュニティソーシャルワーカー(CSW)」を配置し、制度の狭間の問題を抱えた世帯への個別支援や、住民主体の地域福祉活動への支援の充実を図るとともに、各機関・団体相互の連携を推進し、地域における様々な問題の解決に取り組んでまいりました。
第5次浜松市地域福祉計画では、これまでの基盤を活かしながら、制度・分野を超え、地域住民や地域の多様な主体が「出会い」、そして、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「つながり」、相互に「支え合う」ことで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていくことを目指し、「みんなが『出会い、つながり、支え合う』地域づくり」を目標像として掲げ、様々な取り組みを展開してまいります。
そして、本市における包括的な支援体制を整備するため、本計画のリーディングプロジェクトに「重層的支援体制整備事業」を位置づけ、より一層の地域福祉活動の進展を図ってまいります。
結びにあたりまして、本計画策定にご尽力いただきました浜松市社会福祉審議会委員の皆様をはじめ、貴重なご意見をいただきました市民の皆様、地区社会福祉協議会、民生委員・児童委員、当事者や福祉事業者等の福祉関係機関・団体の皆様に心から感謝を申し上げます。
令和6(2024)年3月
浜松市長 中野 祐介
社会福祉とは、生活に困難を抱える個人への支援施策と、家庭や地域で、あらゆる人が尊厳を持って、その人らしい安心した生活が送れる環境をつくる目標を指すものです。
そして、地域福祉とは、子どもから高齢者まで、年齢や障がいなどの有無にとらわれず、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、人と人とがつながり、支えあい、地域課題(困りごと)の解決に向けて、ともに助け合う取り組みです。
身近な暮らしの中で起こる困りごとを「自分ごと」として考え、家族、友人、隣近所、自治会など周りの人々とのつながりを大切にし、誰もが孤立することなく、地域で役割を持ちながら支えあい、企業や福祉関係団体、行政など、みんなで協力して自分らしく心豊かに安心して生活できる地域を作っていくことを目指します。
(1)計画の趣旨
(2)計画の位置づけ
(3)計画の期間
(4)地域福祉の圏域の考え方
(5)浜松市社会福祉協議会の役割と市の関わり
(1)国の動向
(2)本市の現状
(3)第4次計画の振り返りと次期計画に向けての課題
(1)福祉意識の醸成
(2)人材育成への支援
(1)住民主体の課題解決力の強化
(2)地域福祉活動への多様な主体の参画と協働の推進
(3)災害に強い地域づくり
(1)包括的な相談支援体制の構築
(2)福祉サービス提供者の育成・支援
(3)福祉サービスの適切な利用の促進
(1)属性を問わない相談支援体制の強化
(2)参加支援体制の強化
(3)地域づくりに向けた支援体制の強化
(1)評価について
(2)評価指標
(1)福祉意識の醸成
(2)人材育成への支援
(1)住民主体の課題解決力の強化
(2)地域福祉活動への多様な主体の参画と協働の推進
(3)災害に強い地域づくり
(1)包括的な相談支援体制の構築
(2)福祉サービス提供者の育成・支援
(3)福祉サービスの適切な利用の促進
1 計画策定経過
2 委員名簿
3 福祉関係団体・機関との意見交換
4 パブリック・コメントについて
5 用語解説