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更新日:2023年11月24日

フェイスブックシリーズ「はままつのおいしい農産物」

おいしい農産物トップバナー

 浜松市公式facebook(フェイスブック)「いいら!」で配信しているシリーズ「はままつのおいしい農産物」を随時掲載いたします。

浜松市フェイスブック「いいら!」

URL:http://www.facebook.com/hamamatsu.iira(別ウィンドウが開きます)

三方原馬鈴薯

三方原馬鈴薯

 

 きめが細かくてほくほくとした食感が特徴の三方原馬鈴薯は、三方原台地を中心に栽培が行われています。

 三方原での栽培の始まりは、大正の初期までさかのぼります。かつては粘土質のやせた赤土で水の便も悪く、栽培できる作物が限られていました。そんな中で粗放な栽培に耐え、乾燥害に強い作物として導入されたのが馬鈴薯だったのです。
 今では、輝きのある白い外観やホクホクとした食感の高品質なじゃがいもとして、全国でも非常に高い評価を得る“三方原馬鈴薯”のブランドになっています。

 5月~7月が旬の浜松の“三方原馬鈴薯”をぜひご賞味ください。

さつまいも(甘藷)

さつまいも2

 サツマイモは、浜松市内で古くから栽培されている作物で、通常は9月~11月頃出荷されますが、浜松では地温の高い砂地土壌を利用して7月~8月の早い時期に出荷しており、「早掘りサツマイモ」の産地として全国的に知られています。

 さて、浜松で主に栽培されている品種は、しっとりとした食感が特徴の「紅高系」と言われるもので、昭和30年ごろ旧篠原村農業協同組合長の鈴木光次氏が、大阪の販売あっせん所を通じて高知県から導入したのが始まりです。その後、ほくほくとした食感の「ベニアズマ」も導入され、これらのサツマイモが篠原地区を中心とした遠州灘沿いの地域で生産されています。

 このサツマイモですが、昭和50年代にウイルスによる品質の低下が問題となりました。そこで、平成4年に開設された「浜松市農業バイオセンター」では、ウイルス感染のない「ウイルスフリー苗」の供給に取り組み、より一層の高品質化が図られたことで、現在も全国で高い評価を得る美しい色と形のサツマイモが生産・出荷されています。

 甘くておいしいサツマイモは、スイートポテトや大学芋、プリンや羊羹など、スイーツにもよく使われますよね。夏が旬の浜松のサツマイモをぜひご賞味ください。

ピオーネ

ピオーネ

 ピオーネは、昭和32年に「巨峰」と「カノンホールマスカット」を交配してつくられた品種。イタリア語で“開拓者”を意味しています。

 都田地区ではみかん栽培も盛んですが、昭和40年代に起こったみかん価格暴落後の新規作物として、また夏場の収入減を確保する目的で昭和50年から都田地区で栽培が始まりました。現在、県内唯一の産地となっています。

 “ぶどうの王様”と呼ばれるピオーネは、見た目は巨峰のようですが、巨峰よりも糖度が高く、甘みと芳醇な香りに優れています。果皮とその直下の赤い部分にはポリフェノールが多く含まれ、抗酸化作用にも優れています。出荷時期は6月~9月頃で、毎年都田地区で行われている人気のピオーネ狩りは多くのお客さまで賑わっています。

 浜松の夏の風物詩・ピオーネをぜひご賞味ください。

梨

 夏休みのシーズンになると店先に並び始めるおなじみの果物の梨は、浜北地区を中心に三方原・都田地区などで栽培されています。和梨は、洋梨とは違った「しゃりしゃり」とした独特の歯ごたえが特徴で、みずみずしい果汁やさわやかな甘みも、夏の果物としてぴったりです。

 浜松主に栽培されている品種は、「幸水」「豊水」の2種類の和梨です。まず、8月に入って出荷される「幸水」は静岡生まれの梨で、果汁がたっぷりと含まれた柔らかい果肉と、口の中に広がる強い甘みが特徴です。次に、8月下旬から出荷される「豊水」は、濃厚な甘みとともに適度な酸味があるのが特徴で、その名のとおり豊富な果汁を持つジューシーな味わいが楽しめます。

 暑い日には、冷たく冷やした浜松の梨をぜひお楽しみください。

チンゲンサイ

ちんげんさい

 栄養豊富な中国野菜・チンゲンサイ。中国野菜とは、その名のとおり中国原産の野菜のことですが、なかでも代表的なチンゲンサイは、昭和47年の日中国交正常化以降中国から日本へもたらされました。かつては、横浜の中華街でも入手が困難で、他の日本野菜で代用していたほど貴重なものだったそうです。

 全国でも有数の産地となっている浜松のチンゲンサイの栽培は、昭和56年に旧浜北市に導入されたのがはじまりです。一年を通して栽培が可能で、既存の施設が有効に利用できることや、収穫物が軽く比較的栽培も簡単であり高齢者や女性にも作業がしやすいことから、以後急速に生産が増加しました。
 現在では、神久呂地区・浜北地区などを中心にビニールハウスを利用した施設栽培が行われており、一年を通して特に消費量が多い関西方面に出荷されています。また、栄養価が高いことでも知られ、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄分、植物繊維など豊富な栄養素を含んでいます。

 食文化の多様化とともに発展を遂げてきた浜松のチンゲンサイ。食欲の秋に向けてぜひご活用ください。

次郎柿

次郎柿

 皇室へ献上されることでも知られる“次郎柿”は、江戸時代末期に周智郡森町の松本次郎吉が、太田川の河原で見つけた幼木を自宅に植えたのがはじまりとされ、その名をとって「次郎柿」と名付けられました。

 全国でも有数の産地となっている浜松市の次郎柿の栽培は、明治中期に浜名区の大平(おいだいら)地区で始まりました。現在では、浜名区の北部一帯が産地となっており、出荷先の東京・名古屋などでとても高い評価を得ています。

 近年ではハウス栽培もさかんに行われています。柿には、特にビタミンCとカロチンが豊富に含まれ、かぜ・成人病の予防に効果があると言われています。甘くて栄養満点の浜松市の次郎柿をぜひご賞味ください。

パセリ

パセリ

 浜松洋菜7品目のうちのひとつ“パセリ”。浜松市は全国でもトップクラスの生産量を誇っていますが、本格的な栽培が始まったのは昭和30年代です。昭和35年に中央区蒲地区・積志地区を中心に栽培が盛んとなり、その後、中央区の庄内地区へと広がりました。現在でもこれらの地域を中心に、全国有数の産地となっています。

 浜松市では栽培が始まって以降、県や農協などの指導を受けて、パセリ農家が優良品種への改良に意欲的に取り組んできました。その結果、高品質なパセリとして出荷先の関東・関西地方でも高い評価を得ています。

 料理の飾りとして使われることが多いパセリですが、実は栄養価が非常に高いことでも知られます。ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなど多くのビタミンや、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル、さらには食物繊維などを豊富に含んだ栄養素の宝庫です。

 年末に向けて特に需要の高まる高品質な浜松のパセリをぜひご賞味ください。

セルリー(セロリ)

セルリー

 独特の香りとシャキシャキとした歯ざわりがもち味の“セルリー(セロリ)”。

 セルリーの代表的な産地は長野県と静岡県ですが、長野県産の出荷時期は5月から11月、静岡県産は11月から5月と出荷時期がはっきりと分かれています。全国でもトップクラスの生産量を誇る浜松市のセルリーは、昭和18年に中央区・豊西地区からはじまりました。その後、中央区・大久保地区、伊佐見地区などへと産地が広がり、生産量が大きく増加していきました。

 このように浜松市で栽培が盛んになったきっかけは、昭和25年の朝鮮戦争により需要が高まったことです。昭和28年には米軍に「清浄そ菜栽培地」として認定を受け、産地としての認知度が一層高まりました。昭和32年の静岡国体時には、昭和天皇へ浜松市のセルリーが献上されています。

 現在、浜松市で栽培されているセルリーは、県や農協・種苗店などの関係機関が一体となって形質改善を行い育成してきた、“葉柄(茎)が肉厚・大株で臭みの少ない”高品質なセルリーで、関東地方を中心に全国各地へ出荷されています。

 生のままスティック状にして食べるのが一般的ですが、煮込み料理やスープにしても風味が増してとてもおいしいですよね。食物繊維が豊富で、ビタミン・ミネラルをバランスよく含み、食欲増進や精神安定、整腸作用もあるそうです。

 冬が旬の浜松のセルリーをぜひご賞味ください。

干し芋(加工品)

ほしいも

 冬になるとコタツに並ぶものと言えば…、“みかん”ももちろんそうですが、サツマイモの加工品“干し芋”を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?サツマイモは浜松市内で古くから栽培されている作物で、手軽に食べられる干し芋は代表的な加工品のひとつです。

 さて、この干し芋ですが発祥の地は静岡県の御前崎市だそうです。
 江戸時代にあたる1766年、御前崎沖で薩摩の船が遭難し、これを助けた村人がお礼にサツマイモを譲り受け栽培法を教えてもらい、サツマイモ生産がはじまりました。その後、この地でサツマイモを茹でてセイロに並べ干す「干し芋」の製法が生まれます。

 携帯に便利でいつでもどこでも食べられ、保存食にもなる干し芋は、明治・大正時代になると生産量が急増し、遠州地域を中心に瞬く間に一大産業となりました。しかしながら、太平洋戦争の時代に入ると原料のサツマイモは主食として回されるようになり、戦争末期には干し芋製造は事実上禁止となります。
 戦後、静岡県と茨城県を中心に再開した干し芋の生産ですが、静岡県では温室メロンやイチゴ、花など現在“農芸品”と呼ばれている高価格な作目に生産をシフトしていったことで、徐々に生産は減少していきました。現在の干し芋生産の主なシェアは茨城県となっています。

 ちなみに、干し芋の表面に現れる白い粉は、甘み成分の澱粉が自然に浮き出てくるものだそうです。ストーブなどで炙って食べてもおいしいですよね。冬の風物詩のひとつ“干し芋”。一つ食べると止まらなくなるので、食べ過ぎには注意です!

たまねぎ

たまねぎ1 たまねぎ2

 浜松市のたまねぎ産地といえば、中央区の篠原地区。当地域を中心に温暖な気候と砂地の特色を活かして栽培されるたまねぎは、「新たまねぎ」として主に京浜市場へ出荷され、高い評価を受けています。

 さて、篠原地区での栽培の歴史についてですが、その始まりは明治時代まで遡ります。
明治44年愛知県知多郡の加藤音吉氏が当時の浜名郡篠原村に移り住んだおりに、郷里で広がりつつあった白たまねぎの種を持ち込んで栽培をはじめました。その頃の知名度はまだ低く、地元浜松ではなかなか売れなかったそうですが、当時の商人が東京へ送ったところ高値で取引されたことで買い手がつくようになり、以後、栽培が普及していきました。

 かつては収穫期が4~5月頃主体で、当時でも早めに出荷できることが産地の特徴でしたが、年々早生(わせ)化が進み、現在は年明け早々の1月から出荷がされています。全国でも他に例のない早さで出荷できるブランド「新たまねぎ」ができたのは、篠原地区の農家・農協・県など関係機関のみなさんが一体となって進めてきた形質改善のとりくみの結果です。まさに努力の結晶ですよね。

 ちなみに、篠原地区のたまねぎはまとめて「新たまねぎ」と呼ばれることが多いのですが、正確には「新たまねぎ」と呼ばれる“黄たまねぎ”と、「サラダオニオン」と呼ばれる“白たまねぎ”の2種類が生産されています。

 はままつの冬の風物詩、「サラダオニオン」「新たまねぎ」をぜひたくさん召し上がってください。

 


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浜松市役所産業部農業水産課

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