更新日：2024年3月29日

第2章 がんをめぐる現状と課題／3 がんの年齢調整死亡率、4 がんの在宅死亡割合

3 がんの年齢調整死亡率

年齢調整死亡率とは、年齢構成の異なる地域間で死亡状況の比較ができるように年齢構成を調整した死亡率のことをいいます。

本市の年齢調整死亡率は、国、県と比較すると相対的に低い値となっています。第1次計画における75歳未満年齢調整死亡率の目標値65.1に対しては、59.9（令和3(2021)年確定値）という状況です。

表3-1　がんの75歳未満年齢調整死亡率（国・静岡県との比較・人口10万対）

表3-2　がんの75歳未満年齢調整死亡率（浜松市総数および男女の比較・人口10万対）

(出典)
国／静岡県 ・・・ 国立がん研究センターがん対策情報センター
浜松市・・・ 健康医療課調べ

4 がんの在宅死亡割合

• 平成20～22(2008～2010)年度にかけて、聖隷三方原病院が中心となって浜松地域で実施された「緩和ケア（※14普及のための地域プロジェクト」の研究成果によると、病院やホスピスに比べ、在宅で最期を迎えられた方は、「望んだ場所で最期を迎えられた」と回答された方の割合が多数であったことが報告されています。
• 患者や家族が、自分の価値観を大切にできる場所で療養できることは、患者の療養生活の質を向上する上で大切なことです。
• がん死亡者の在宅死亡割合は、全国的に増加傾向がみられます。
• 在宅療養を希望する患者とその家族が、病院等を退院する際、切れ目なく円滑に在宅医療や介護保険サービスを利用できるよう医療と介護の連携を推進していく必要があります。

(出典)人口動態調査（厚生労働省）

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